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雪の原野を走る<北海道弟子屈町> [ラン旅]

氷点下12.9度。

路面には根雪のうえに昨夜の雪が残っている。

こんな雪の上を走るのは無謀だろう。

そう思ってあきらめていたが、

弟子屈市内で高校生らしい男の子が走っているのを見かけた。

こんなところでも走れるんだ。

そういえば、札幌に住んでいる時、

蕎麦屋が片手で自転車に乗り出前しているのを見かけたっけ。

道は雪と氷でカチカチだったのに。

20180321_kita2.jpg

よし、走ってみよう。

こんな状況で走るチャンスも、そうあるものじゃない。

午後4時過ぎ、ホテルを出た。

首をかくし、ウインドブレーカーも頭からかぶるが顔は冷たい。

でも、走り出すと、それほどの寒さは感じなくなった。


弟子屈町川湯の温泉街はそれ大きくはない。

5分も走ると国道に出た。

山の方角を目指すことにした。

あの山の向こうは摩周湖があるはず。

20180321_kita1.jpg

右手に中学校を見て山の方角へ、転ばないようゆっくり走る。

もう建物は見えない。

ひたすら山に向かってまっすぐ伸びる道があるだけだ。

どこかで戻らなければ。

そう思っているうちに、

走っているは除雪されておらず、行き止まりに。

左に曲がる。

そのまま数百メートル走ると、

農場のところで、また行き止まりになった。

まだ3kmほどだが、町の方向に戻ることにする。

雪の上で白い柴犬のような犬がギャンギャン吠えている。

この雪道を走っている男なんて、犬でなくても不気味に思うだろう。


また国道に出た。

もう少し走りたい気もしたが、

この先、どこで川湯温泉に戻ることができるかわからない。

道があっても除雪されていないと通れないからだ。

20180321_kita4.jpg

Uターンして川湯へ。

住宅が並ぶ道を走ると、

「大鵬通り」という標識があった。

大横綱、大鵬の出身地なのだ。

川湯には大鵬記念館もある。

写真を撮ろうと止まろうとしたら、

後ろに転びそうになった。

油断大敵。

20180321_kita5.jpg

寒いランニングのあとは、

温かい温泉待っている。

寒い寒いこの土地も、

まあスピードを出さなければ、そんなに問題はないかもしれない。

Screenshot_20180210-171503.png


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49歳初挑戦男

ご無沙汰です。
待ってました。
北は北海道から南は沖縄までまさに
〝ニッポン旅ラン”ですね。
かれこれ20ヶ所近いですね。
少しの時間を見つけて走りだす。
私も見習いたいです。
それにしても三月の彼岸の北海道はまだ雪があるとは驚きです。
寒そうー
これからも楽しみにしてます。
by 49歳初挑戦男 (2018-04-02 19:30) 

Jack

49歳初挑戦男さん
コメントありがとうございます。
長い間放っておいてすみません。
記事を書いてから、あとで見直そうとすると、
つい億劫になり時間がたってしまいます。
北海道も2月に行ったのに
ひと月たってからになりました。

今、熊本県の天草にいます。
港の風情があります。
明日は走りたいと思っています。
by Jack (2018-04-05 17:11) 

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