ジオパークの島を走る<島根県隠岐の島町> [旅ラン]
もちろん、私には行っていないところがいっぱいある。
でも、これほど歴史があり、有名な島に行ってないことを、
ちょっと気にしていた。
隠岐の島。
ジオパークの島だ。
まずジオパークとは?
世界的に価値のある地質、地形を含む地域で、
貴重なそれらを守りつつ、遊びや学びを通じて活用、
その地域の暮らしや自然を未来へ伝える・・・・。
12月までアジサイが枯れないこと。
海岸線に、高山植物が生息していること。
北限の植物が数々見つかっていること。
秋には大きなイカが手で捕獲できる。
なるほど、聞けば聞くほどおもしろい島だった。
空港名は隠岐ジオパーク空港という。
ここに来る前に立ち寄った出雲縁結び空港。
帰りは米子鬼太郎空港だ。
名前、軽く扱ってないかな。
そんな隠岐の島の旅館を飛び出したのは午後5時。
港町の風情の残る西郷の中心部を走ることにした。
まず、目の前の港へ。
出港の準備をしているお兄さんたちに船の種類をきいた。
巻き網トロール船だという。
いくつかの船で船団を組み、
このランプがいっぱいある船で魚を集めるのだ。
別な船が網で魚をとり、
その魚を運搬船が回収する。
それがトロール船団だ。
港から通じる川へ。
前方からかわいらしい高校生らしい女の子が、
「こんにちは」と言ってくれた。
おじさんはめいっぱい笑顔を作り、
できるだけやさしいそうな声で「こんにちは」と返した。
北前船でにぎわったこの港は、
かつては歓楽街があったらしい。
今でもちょっと名残が残り、
そのあたりはスナックがある。
小さな川に沿って、
小舟が密集するように並んでいる。
干満の少ない日本海ならではの風景といえる。
郊外は道が狭い。
市街地も狭く、
ほぼ1周した。
そこで、ランドマーク的な橋を渡ることにした。
遠くに見える赤い橋。
でも、走ると意外にすぐに行き着く。
隠岐の島町の西郷港が見渡せる。
橋を渡り、すぐにUターンした。
これ以上先は道が狭くて走りにくいと思ったからだ。
でも、あとで車で通ったとき、
歩道を肌の黒いマラソン専門のような人が、
すごいスピードで走っているのを見かけた。
アップダウンがあり、交通量も少なく
トレーニングに向いているのかもしれない。
その後も何度もランナーを見た。
隠岐の島はウルトラマラソンが行われている。
きっとランニングも盛んなのだろう。
町中だけでなく、もっと郊外も走っておきたかった。
夜、今度は車で港へ。
久しぶりに見る漁火だった。
コメント 0