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静岡マラソン報告  [静岡マラソン]

夜明け前から雨が降っていました。
天気予報では、午前9時から12時までは曇り。その前後は雨。
せめて、走っている間は降らないことを願いつつホテルを出発。

途中、静岡駅を通ると、構内で多くのランナーが着替えていました。
外は冷たい雨です。

私は、長袖のランニングシャツの上に、
ゴミ袋を切った即席雨具を着て、
さらに、その上に百円の簡易合羽を着ました。

荷物を預け、トイレに寄ったりして気がつくと、
もうランナーの姿が見えません。
慌ててスタート地点へ。
私はDゾーンのスタートです。
その最後尾に並んでしまいました。

スタートまでの30分。雨で寒いのなんの。
でも、合羽の2枚重ねは効果的でした。
合羽の中に腕を入れて組むと、けっこう暖かいものです。
隣の人は、Tシャツと短パンだけ。
風邪ひかないのでしょうか。気の毒でした。
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スタートの合図は聞こえませんでした。
だらだらと、前が空いたので進み、
旧市役所前(今は葵区役所)でスタートです。
すぐに私の28年前までの職場前を通過。

しばらくは混雑のなかを走ります。
5㌔までに2回の折り返しがあり、
スピードは出しづらいです。
3㌔までは、予定よりはるかに遅い、
1㌔7分強のペース。
速くも自己ベスト更新に黄信号。
このへんで上の合羽を脱ぎました。

折り返し、浅間神社前を通過。
ここに、長いお付き合いの女性警察官が警備に立っていました。
彼女は、「歩道を走らないでくださーい」と叫んでおり、
懐かしい声ですぐわかりました。
さっそく記念写真を撮りました。
撮り終えてスタートしようとすると、
彼女の同じ職場の方、つまり警察官が「撮りましょう」と来てくれました。
せっかくなのでお願いしました。
でも、2分はロスしたでしょう。
雨はやみました。
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そのまま古い風情のある町並みの中を走ります。

駿府公園周辺に戻り、今度は旧国道一号線へ。
道がようやく広くなりました。
安倍川もちで有名なお店の前を通過。
私が住んでいたアパートの前を通過。
かつては新築で茶色いレンガ作りのモダンなアパートが、
白いペンキで塗ったような安っぽい建物になってました。

安倍川を渡ります。
そして川沿いを河口へと南下。
晴れていれば、富士山が見えるはずなのに。
目をこらしても、まったく見えません。

国道150号線に出て、ふたたび橋を渡ります。
ゴミ袋合羽も脱ぎました。
最初のゼリーを取ります。

ここからは久能街道といい、
久能山東照宮などがある長い海岸線です。

私はかつて、スキューバダイビングに凝っていて、
毎週のように、いや、時には毎日のように潜ってました。」
仕事の後、夜、三保半島で潜っていたのです。
そんなとき、必ず通るのが、この久能街道でした。
20代の頃、いつも潜りに通った道を、
50代になって、マラソンで走っている。
時の流れを感じます。
約30年の間、私は何をしてきたのでしょう。
何かを成し遂げたでしょうか?
若い頃はもっと…などと考えていたからでしょう、
ペースは上がりませんでした。
GPSで確認すると1キロ6分前後です。
スタートの出遅れもあり、自己ベストは難しい状況です。
手が、かじかんできました。
足の先はスタートの頃から寒さで感覚がありません。

海岸線では、やはり向かい風が強くなりました。
おまけに止んでいた雨が大粒になり降ってきました。

久能街道は、石垣イチゴの産地として有名です。
今、まさにそのシーズンです。
エイドではイチゴがたっぷり。
3個もらって食べたら、ボランティアの女性が、また3個くれました。
イチゴは食べやすく、エイド向きですね。
小さなあんパンもすごく美味しかったです。
そのせいで、エイドで何度もあんパンを食べるはめになりましたが。
ポケットに入れて持ち帰りたいと思ったほどです。
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ここでまた折り返し地点。
三保半島の付け根で折り返したあと、同じ道を3㌔くらい走り、
また折り返すという、へんなコースです。
ここもまた、富士山がよーく見えるはず。
好天なら名物コースと呼ばれたでしょう。

30㌔通過です。
既に3時間を超えており、4時間半も切れるかどうか不安になってきました。
足などは痛くありません。
32㌔くらいから、ちょっとスピードを上げました。
11月のレースで、思いもよらぬ好タイムで自信がつきました。
でも、ここで4時間半以上かかったのでは、いけません。
コースは折り返しが多いものの、
ここまで坂道は、橋を渡る前後の2回だけです。
つまり平坦な走りやすいコースなのですから。

いけるところまで行こうと思いました。
私にいつもアドバイスをくれるAコーチは、
「後半のjack」と言ってくれます。
ぜひ期待に応えたいです。

35㌔を過ぎ、雨が小降りになりました。
沿道の人が増えてきました。
ひょっとして、この中に知り合いがいるかもしれない。
なんて考えながら走りました。

37㌔くらいに坂道がありましたが、
まだ大丈夫。スピードをさらに上げました。
35㌔から41㌔くらいまでは誰にも抜かれていないはずです。
だったら、もっと早くスピード出せばいいのですが、
私は臆病な性格なのです。

スタートして4時間。
まだ38㌔すぎたばかり。
キロ5分で走っても4時間20分は切れません。
裸足のお兄さんがいました。
果敢に前のランナーを抜いています。
裸足でそこまで走るとは…

スピードを上げたのは32㌔。
早く楽になりたいと思いました。
どこも痛くないのに、走るのがつらいと感じました。
でも、ゴールは目の前です。
もうすぐ走ることから解放されます。
清水区役所が見えました。
沿道の声援がいよいよヒートアップ。

ゴール!!!!!
もう走らなくていいのです。
GPSを見ると4時間22分でした。
ジグザグに走ったせいか、距離は43㌔を超えていました。

スタート地点で、最後尾に並んだところから、
タイムをロスしたのですが、
まあ、一番の原因は実力不足。練習不足です。
今シーズンのレースはあと2回。
自己ベスト更新したいです。

長い文で失礼しました。

おしまい


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