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かすみがうらマラソンに向けて [かすみがうらマラソン]

先週、佐倉マラソンが終り、
飲み会などで5日間まったく走れませんでした。
意思を強く持ち断れば良いのですが、
目標のサブ4を達成して安心したことから、
つい誘いに乗ってしまいます。
でも、2週間後には、かすみがうらマラソンです。。
うかうかしていられませんね。
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2日(土)はいつもの仲間と花見RUN。
天気はどんより曇っているものの、
都内周辺の桜はほぼ満開です。
市川から江戸川を渡り、
新川に沿って荒川へ。
小松川に出たらスカイツリーを目指して隅田川へ。
花見のメッカ、隅田川沿いは大混雑でした。
そのまま北上、北千住まで約20kmのLSDでした。

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3日(日)は三番瀬に沿った緑道を走りました。
私が近くに住むようになった20年前より、
三番瀬に沿った浦安の海岸線は開放されていませんでした。
しかも、その入り口付近は、「何が何でも通さねえぜ!」と言わんばかり。
美観や利便性はおろか、浦安市としての尊厳さえもかなぐり捨てたような
品性のかけらもないバリケードがしてありました。

一般に開放されたのは、つい先日のようです。
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今日はランナーが気持ちよさそうに走っていました。
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しかし、走る方はいまひとつ。

5日の休養は長すぎたのでしょう。
10kmも走ると疲れを感じるようになり、
1km5分30秒ペースを維持することさえ、
かなりきつくなってしまいました。
結局15kmを85分。
帰りに坂道ダッシュも含めての時間です。

かすみがうらでのサブ4は難しいかもしれません。
でも、ベストを尽くしますよ。




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かすみがうらマラソン報告 [かすみがうらマラソン]

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スタートゲートを過ぎたというのに、しばらく立ち止まった。
前のランナーたちがクレーンの上のカメラマンに向かって、
ポーズをとっているためだ。
一秒でも惜しいランナーなんて、あまりいないのだろう。
かすみがうらマラソンは3万人近いランナーが出場する大規模なレース。
その後も、前のランナーを抜けずにキロを6分を超えるペースでゆっくり走る。

Dブロックからのスタートだったが、
東京や大阪、つくばなどと違ってブロック分けはゆるやかだ。
BやCなど、もっと前から4スタートすべきだったかもしれない。

5kmは29分。
かなり遅いペースだ。
巻き返しは出来るだろうか。

灰色の雲が空を覆っている。
天気予報では最高気温が20度ほど。
この時期としては平年並みらしい。
直射日光が照りつけるわけでもなく、
風もない。
コンディションには恵まれていると言えるだろう。

8km。
今回、出場を見送ったreikoneesanが沿道にいるはず。
道幅の広い通りの左右に目を凝らすが見つからなかった。

10㎞。59分。これから巻き返しもまだ可能だが。

15km。1時間27分。
ペースはそれほど落ちていないが、早くもない。

21kmすぎの中間点は2時間3分。
これから追い上げるのは難しい。
ペースを落としてFUN RUNにしようか。
そんな考えが何度も頭をよぎる。
いや、落としたらクセになる。
それに、落としたところで、楽が出来るわけではない。
遅ければ走る時間も長くなるだけだ。


中間点を過ぎてから、コースは霞ヶ浦に沿って平坦な道になる。
今日は帆掛け舟の姿は見えない。
右に、左に、近所の人たちの施設エイドが登場する。
梅干、クリームパン、お茶などをいただく。
どれもおいしい。

25km過ぎ、ゴードンさんがいた。
やはり風邪の影響だろう。
「機関車」と呼ばれる力強い走りではなく、
あえぐように上を向いて走っている。
声をかけると「がんばれ」と返ってきた。

1キロ5分30秒~40秒で走りたいが、時々6分台に落ちている。

30km。
後ろから名前を呼ばれた。
振り向くと、ランニング仲間のYTさんだった。
サブ3・5という記録を持っているが、
最近は練習不足のようだ。少しだけ並走したが、歩き始めた。


35km。3時間24分。
もう4時間は、切れないだろう。
ならば、もう少しゆっくりと、楽しんで走ってもいいのではないか。
何度もそう思った。

マラソンは自分一人のスポーツだ。
疲れも痛みも体調も、どんなに口に出して言ってみても、
実際のところ、他の誰にも理解できるわけがない。
自分の体に何度も、何十回も問いかける。
「もっと上げられるか?」「このまま行けるのか?」「喉が渇いたか?」
「ゼリーを摂るか」「バナナを食べるか」「少し落とそうか」「我慢できるか?」

42キロは意識と体との際限のない探り合いであり、
だまし合いでもある。
自分のペースは自分で決める。
思いがけず好タイムが生まれかもしれない。
途中で潰れることもあるだろう。
でも、結果はどうであれ、経験は必ず次のレースへの貴重な試金石となる。
マラソンの醍醐味が、そこにある。

35km。
キロ5分の前半を維持できるなら、
まだサブ4の望みはあるかもしれない。
でも、もういい。「だって、サブ4は達成したのだから」。
そんな言い訳が脳裏をよぎる。
「いいや、これで終わらない」
そう戒める自分も、まだいる。

折り返しを過ぎた頃、
霞ヶ浦のはるか対岸にうっすらと見えていたビル群などが、
はっきりと見えてきた。
ゴールの陸上競技場もその辺りだ。

もうサブ4の可能性はないだろう。
しかし、4時間10分は切らないといけない。
そうでも決めないと、際限なくタイムは落ちていく。

ゴール付近にいるはずのreikoneesanを今度こそ見つけよう。
ヘロヘロの姿は見せたくないから、
もう少しペースを上げよう。
姿勢に気をつけて、ペースを上げた。

意外に余裕があった。
もう少し早めにペースを上げても良かったかもれない。
自分で決めたペースだ。

霞ヶ浦の港のカーブを曲がったところで、正面にreikoneesanを見つけた。
名前を呼ぼうとした瞬間、隣にもう一人の仲間を見つけた。
どちらも私に気がついていない。
二人の名前を呼ぶ時間はない。
とっさに両手を叩いて、手を振った。

ゴールが正面に見えた。
シーズン最後のフルマラソンのゴールとなる。

多くのランナーが、ゆっくりと走ってカメラ向けのポーズをとる。
また、そこだけ急にスピードを上げるランナーもいる。
タイミング良くカッコ良くゴールするのは意外に難しい。

一応両手を上げてゴールした。
終わったことへの喜びが何より大きい。
しばらくフルは走らなくて済む。
これで、もうこの苦しみとはお別れなのだ。当分は。

グロスでは4時間14分。
記録証のネットタイムは4時間8分だった。

次のシーズン、15分は縮める覚悟で走らなくては。
昨年のかすみがうらは、4時間6分だった。
あれだけ走っても進歩がないのか?

いや、力はついている。
やはり、4時間少々と4時間を切ることには、
大きな差があるのだと改めて思った。

挑戦は続く。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大阪、金沢、福岡など、来シーズンのエントリーが、
早くも始まっています。
エントリー、お忘れなく

 

 




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かすみがうらマラソン報告 [かすみがうらマラソン]

曇り空だ。

気温は午前8時で7.3度と低い。

風も弱い。コンディションはベストに近い。

私のスタート地点はEブロック。

8つのブロックのうち5番目だから、後方だ。

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トイレを済ませて、スタート地点に向かうと、背後から名前を呼ばれた。
同じスポーツクラブで練習しているサブ4のMWさんだった。
今日は初マラソンに挑戦するNさんの伴走で、後方からのスタートだという。
フルマラソンには、普通は、年にそう何度も出られるものではないはず。
もったいないような気もするが、ベテランになると、きっと、また別の楽しみ方があるのだろう。

スタート時間が近づくと、毎日新聞社のヘリが上空を旋回し始めた。
アナウンスが「はーい、手を上げて」などとあおっている。
私の数㍍前には、4時間のペースメーカーがいた。
サブ4はまだ無理だから、後を追ったりはしない。
今日は、5分50秒前後のペースを守り抜くのだ。
 

 号砲が鳴った。
しかし、すぐには動かない。
アナウンスによると、参加者の数は国内では東京、大阪マラソンに次ぐ規模だとか。
確かに参加者は多く、会場周辺は大混雑だった。
そのため、スタート直後は思い通りにスピードは出せない。
最初の3㌔で時間見ると、1㌔6分10秒ペース。
速くはないが、悲観するほど遅いペースではない。
遅いペースに業を煮やしたのだろう、右に左にサイドステップで前の人を抜いて進む人もいる。
「後で絶対ばてるぞ!」と思う。
2㌔過ぎ、ちょっとした上りが続く。
少しペースは落ちたが、足にそれほどの負荷はかからない。
そのあとは下りかフラットなコースがあるだけのはず。

10㌔。
GPSによると1時間6分。
遅い。
この分では、4時間30分ペースだ。
GPSで、何度も確認し、6分台のペースにはならないように気をつけた。
前半は特に、談笑しながら走る人たちが多い。
私にはそんな余裕はない。
仮にあっても、後半に温存したい。
4時間10分は切りたい。
このペースでは難しい。
早めに最初のゼリーを摂った。
太腿の後ろが、やや痛くなってきた。
この1週間、実はちょっと多めに練習していた。
直前にしっかり走って出場した「つくばマラソン」で、
思いのほか良い結果が出たからだ。
しかし、今回は練習し過ぎたかもしれない。
走り始めたばかりなのに、こんな痛みは初めてだ。
足がつってしまうかもしれない。
前半は、いつも弱気になってしまう。

20㌔。2時間5分ちょうど。
ややペースは上がったが、このままでは、やはり4時間20分ペースだ。

中間点。2時間11分。
ペースを上げなければ4時間20分も切れない。
中間点のあと、折り返し点があり、短い距離だが、前後のランナーとすれ違う。
前方にいるはずのMUさんの姿を探したが見えない。
さすがにもっと前にいるのだろう。

折り返した。
この遅いペースなら、後方からR子さんが追い上げているかもしれないと思ったが、
やはり見えなかった。
もう少し後方か。

さて、ここからは霞ヶ浦を左手に見ながら走る。
すぐに打たせ船が見えてきた。
打たせ船は九州の水俣湾、北海道の野付半島沖などで撮影したことがある。
白い帆を大きく広げて風をはらみ、止まっているようにも見えるほどゆっくりと移動する。
関東地方でもこんな光景が見られるなんて。
今度、じっくりドライブがてら写真を撮りに来ようと思った。

22㌔を過ぎたあたりで、迷彩シャツの年配の方が、サイドステップで抜いていった。
まだ中間点を過ぎたばかり。ここでスピードを出すとは、相当余裕があるのだろう。
今度はふくらはぎが痛み出した。
気にすると、痛み出す。
考えないことにしてスピードを上げた。
先ほどの迷彩シャツのおじさんは、はやくもスピードを落としていた。

30㌔。3時間3分だ。
この分なら、4時間20分は切れるかもしれない。
もっとスピードを上げれば、15分も切れるかもしれない。
エイドは道の左右にあったかと思うと、左だけだったり、何度か給水を取りっぱぐれた。
しかし、すぐに次のエイドがあるので問題なかった。
それに、アミノバリュー、水、バナナはもちろん、
梅干しやたくあん、パンなど、種類も豊富だった。
特に梅干しが美味しかった。
個人のエイドも多い。
グレープフルーツ、おにぎり、麦茶。
ありがたく、たくさんいただいた。
でも、4時間10分を切るためには、ゆっくりはしていられない。
ややスピードを上げた。

35㌔。3時間33分。
4時間15分は難しいかもしれない。
足の甲の外側に痛みが走った。
これも今まで痛みを感じたことがないところだ。
しかし、スピードを上げないことには自己ベストはあり得ない。
まだ、上げられる気がする。
いや、38㌔を過ぎるまで待つべきか。
行っちゃおう。
スピードを上げた瞬間、「おしるこ」のエイドを見つけた。
あわてていただきに行く。
美味しい。量も多かった。
仕切り直しだ。
5分台前半にスピードを上げた。
もう給水はいらない。

38㌔。3時間50分。
このペースなら、4時間10分ぎりぎり可能性がある。
このまま頑張ろう。


39㌔地点。
前方に見慣れた背中があった。
スポーツクラブで一緒に練習しているサブ4のMIさんだ。
練習では必ず、あっという間に姿が見えなくなるほど速い。
そういえば、「最近、いつも35㌔すぎに落ちてしまうんです」と弱気なことを言っていた。

「MIさん、ファイトファイト!」声をかけた。
「はい!」
MIさんは、返事をしてスピードを上げた。

私にとっては、かっこうの目標ができた。
MIさんがスピードを上げる。
私は追いかける。
彼は時々振り返り、私の姿を見つける。
こんなオッサンに負けたくはないだろう。
そしてスピードを上げる。
私は付いていく。
MIさんは、振り向き、さらにスピードを上げる。

土浦の市街地に入った。ゴールも近い。
MIさんは、どんどんスピードを上げた。
時々離されかけたけど、私は何とか付いていった。
タイムも、何も考えなかった。
ただ、ただ離されないように、近づけるように走った。

ゴールが見えた。
全力疾走だ。
最後の直線100㍍だけで、私たちは100人以上は抜いたと思う。
MIさんに遅れること1㍍でゴールした。
 GPSで4時間6分45秒。
自己ベストは間違いない。
最後の3㌔は、自分でも信じられないほどのハイペースだった。
MIさんのおかげだ。
お礼を言った。
それに、ゴール直後に笑顔で健闘をたたえあうのも、初めてで嬉しかった。

 一緒に会場入りしたMUさんは、今回も無事サブ4達成。
そして、MWさんが伴走したNさんは、
初マラソンで5時間6分という驚異的なタイムでゴールしていた。
優秀なコーチが付くと、やはり結果が出るのだと感心した。

 でも、私がフルマラソンにはまったのは、最初のレースで撃沈したのが始まりだ。
その後のレースでは、自分の体にスタミナがどれくらい残っているか、
今のペースで最後まで走り切れるのか、もう少し上げられるのか、
などと、いつも考えながら走っている。
自分の体と駆け引きしたり、相談したり、なだめたり。
私にとっては、それこそがフルマラソンの醍醐味なのだ。
だから、失敗しても、次のレースに向けての目標や楽しみにつながると信じている。
失敗したからこそ、フルマラソンの魅力を知ったのだ。 

ネットタイムは4時間637秒だった。

次のレースではサブ4を狙う。

それは、今年の秋。


 2014-04-21 time.jpg

長いのに、最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。


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