忍者の里の朝<三重県伊賀市> [ラン旅]
窓から朝の強い光が差し込んできた。
まだ6時前。
このところつい、早く目が覚めてしまう。
もう少し眠りたいけど眠れない。
こんな時はいつまでもベッドにいないで走るに限る。
旅先ならもう迷うことはない。
4月中旬。
もう長袖とか、タイツとかなくてもそれほど寒くない。
走っていればすぐに汗をかくほどだ。
シャツとパンツとソックスだけを身につけ、
ランニングシューズをはけば準備OK。
ホテル出るとすぐにお城が見えた。
伊賀上野城だ。
天守閣を囲む石垣は高さ30m。
日本一の高さとか。
まずは城を背にして町中へ向かう。
城下町らしい風情が全体に漂う。
漬けもの屋、味噌屋、ほとんどの店が、
江戸時代のたたずまいを残していいて、
これまでの城下町と違う凜とした空気。
観光目的でもない、無理して残すわけでもない。
本物の歴史が息づいている気がする。
とはいえ、忍者の姿があちこちに見えるのは、
観光に力を入れている町の方針だろう。
伊賀の影丸。
子どもの頃、流行った忍者の漫画があった。
幼い私にはちょっと難しくて理解できなかった気がする。
伊賀は京都に近い。
京都から逃れてきた追われる身の武士などがこもって、
この地で生きる術を身に着け、
忍術は発展したという。
そんな町の中をゆっくり走る。
散歩しているおばちゃんが、頭を下げてくれた。
「おはようございます」とこたえた。
今度は城のある北へ向かう。
坂道を上れば伊賀上野城や忍者博物館がある。
左手に伊賀市役所があった。
「ようこそ忍者市へ」
忍者で町おこしできるなんて、
伊賀と甲賀くらいかもしれない。
坂道は、それほどきつくはない。
歩かずに天守閣の見える広場へ。
朝の日差しを浴びた城は青空を背景に、
その白さがまばゆいほど際立っていた。
周囲は新緑の淡い緑がやさしくかがやいている。
今、この城は1年でもっとも美しい時を迎えているのかもしれない。
ペースやタイムは気にしない。
先日、サブ4を狙った佐倉健康マラソンでは、
4時間0分17秒で目標を達成できず。
次はいわて銀河の100kmに狙いを定めた。
スピードは要らない。
ただ、走る。
日差しが強くなってきた。
そろそろホテルに戻ろうか。
ずっとこのまま走っていたいほど気持ちのいい朝だった。
こんにちは。
ご無沙汰しています。
ついに伊賀まで来られていたんですね。
いつしか、カンペイさんと晴レルヤ男さんが、奈良駅から大和街道を走って伊賀上野までのマラニック大会に参加されたのを思い出しました。
ところで、大会にも出られてたんですね。
お忙しいので、記録狙いは物理的に無理だろうと思ってました。
それに、いわて銀河ウルトラにも出場予定とは驚きです。
是非とも、完走を目指してくださいね。
応援してます。
みやぎ東北復興マラソンで皆さんに再会して、盛り上がりたいと思ってましたが、仕事が入りそうでエントリーを躊躇してます。
東京マラソンは当然、エントリーしますよ。(笑)
当たれぇー
また、楽しい記事を楽しみにしてます。
by 49歳初挑戦男 (2018-05-11 08:20)
49manさん
このところ、ご近所を走る機会が増えました。
奈良と伊賀上野でマラニックなんて、
きっと素晴らしいコースでしょうね。
復興マラソンですが無理はなさらずに。
実は、3月に東北風土マラソンというのがあり、
これがまた楽しいらしいのです。
また皆さんを誘って行きたいと計画中です。
もちろん、復興マラソンもすでに同じメンバー6人が決まっています。
いわて銀河はエントリーしていましたが、
なんと土砂崩れのため中止になりました。
今期は終了。
モチベーションのあがらない日々です。
というわけで明日は釣りに行ってきます。
by Jack (2018-05-11 22:17)