ジャングルの島で乾杯!<沖縄県西表島> [旅ラン]
20年ぶりに西表島にやってきた。
滞在しているのは干立地区。
人口数十人程度の小さな集落だ。
12月となれば亜熱帯とはいえ朝夕は寒い。
ただ、天気に恵まれ日中は28度と真夏を思わせる日差しが照りつける。
民宿を出たのは16時半ころ。
日差しはだいぶ傾いていて、
汗が噴き出すほどではない。
まずは集落を中を走る。
サンゴの石を積み立てた塀の残る古い家並み。
橋を渡って隣の集落へ。
へんなモニュメントが見えてきた。
子午線が123.4567度なのだそうで、
その記念のモニュメントということだ。
西表島は大きな一本道が通っていて、
それさえわかれば道に迷うことはない。
坂道を超えると港が見えてきた。
大きな港だが、船や人影は見えない。
と、合流した細い道から、
40歳くらいの真面目そうな男性が走ってきた。
ペースは私より遅いようだ。
このままだと交差することはない。
まっすぐ進む。
右には海。
そして夕日。
一本道の横には歩道が通っていて、
走りやすい。
ただ、時折大きな木の実がゴロゴロ転がっている。
大きな栗のような大きさで、
形は丸い。
何なのだろう??
そのまままっすぐ進む。
ここにもまた、大きな木の実。
西表のイノシシは椎の実やどんぐりを食べているので、
とても美味しい。
地元では生でも食べている。
イベリコ豚よりよほど高級なのだ。
「イリオモテヤマネコに注意」の看板。
写真を撮っていると、
先ほどの男性が近づいてきた。
「あの木の実はなんていうのですか?」
男性は困ったような顔をした。
地元でも、食べられない木の実なら、
知らないのも当然だろう。
歩道には雑草が生えていて、
仕方なく車道を走っているが、
たまにやってくる車が怖い。
時計を見ると、もうすぐ5時。
ここらで帰って、
民宿前のビーチでビールを飲もう。
距離も5km。
30分あれば帰れるし、
夕日にも間に合うはずだ。
ややペースを上げる。
さきほどの港を過ぎる。
と、後ろから足音が聞こえると同時に、
さきほどの彼。
「木の実は・・・・・・です」
彼はそう言うと、最初に合流したときの道の向こうに走って行った。
だいぶゆっくりペースだったのに、
ブルドアップ走だったのか?
本当はスピードランナー?
しかし、彼はすぐに走るのをやめていた。
私に追いつくため、
全力を出し切ったのか?
驚いて、その木の実の名前はすぐに忘れてしまった。
さあ、帰って夕暮れの海を見ながらビールを飲もう。
南国の美しい浜辺で飲むビールは、最高だ!
jackさんお久しぶりです。
久しぶりにブログを訪問させていただいたら、
西表島、愛媛、鳥取、佐賀、丸亀と西日本の街を走られて驚きと羨望の思いが入り混じっている感じです。
先日、ニュースで見たのですが、沖縄県が西表島を世界遺産に推薦しているが、
地元の方々は反対であると、
それは何故か?
というと世界遺産になれば、今でも、海岸に漂着するするゴミが多く、世界遺産になればもっとゴミが出で生態系が崩れると、、、
毎日、生活の為とはいえ仕事に意欲を燃やしている私にとって心を打たれました。
自然を愛し、守りながら暮らしている人達がいらっしゃることを
ブログの記事をみて思い出しました。
またの記事を楽しみしてます。
南行徳の皆さんはお元気ですか?
カンペイ師匠のマラニックには参加出来てないですが、当方もマイペースでランニングを楽しんでます。
by 49歳初挑戦男 (2019-02-12 21:20)
49歳初挑戦男さん
ご無沙汰してます。
思えば昨年は西日本各地ばかり走っていました。
最近は東日本が多くなりした。
東北生まれの私には西日本のほうが発見が多く、
なにかとおもしろいです。
西表島では世界遺産の話はしませんでしたが、
宿泊施設が少なく、
空港のある石垣島から日帰りでも来られるため、
自然が残っているのかもしれません。
南行徳のメンバーについて、
私もあまりランに参加できないでいます。
思いもよらず、急に仕事が増えたためです。
走る時間は減りましたが、
もともと旅好きなので、楽しんでいます。
今年こそ、大阪か神戸に出たいです
by Jack (2019-02-20 08:18)