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初めてのフルマラソン挑戦1<館山若潮マラソン> [舘山若潮マラソン]

「年に1,2度あるかないかの強い寒気が南下してきます」と天気予報は告げていた。
寒さと強風の中で走ることになるのかな。
そんな覚悟をして朝を迎えた。
今日は、初めてフルマラソンを走る日だ。
ホテルでたっぷり朝食をとり、タクシーで会場に着いたのは8時半。
スタートの90分前だ。

予報と違って風はほとんど感じない。
空は青く、高い。
日焼け止めを塗って、ストレッチをして、
9時45分にスタート位置についた。
目標タイムは5時間。
NHKの番組「3ヶ月でフルマラソン」に出演していたタレントたちは二人とも4時間50分台でゴールしていた。
私のほうがトレーニング量は豊富なはず。
だから、もっと早く走れるかもしれない。
そんな気がしたので4時間30分のペースメーカーの最後尾に並んだ。
20130127_ma.jpg

10時スタート。
42.195キロの長いレースが始まった。
周囲は「○○ランナーズクラブ」などといったシャツを着た人が多い。
仲間同士楽しそうに話をしている。
中には東北・会津や仙台のランニンググループのシャツを着た人もいた。
遠路はるばるやってきたのだろう。
雪深い地方では、冬の間どうやってトレーニングするのだろう。

スタートから2キロくらいで早くも5時間のペースメーカーに抜かれた。
GPSで確認すると1キロ6分前後。かなり早い。
このまま40キロは持たない。ペースを落とす。
すると、どんどん抜かれる。
4キロくらいでガチャピンたちに抜かれる。
すぐに河童にも。
20130127mara2.jpg
こういう人たちは、よほど実力があるのだろう。
沿道のひとたちの応援に必ず手を振り、大声でお礼を言っていた。

市街地を抜けると、正面に富士山が見える。
房総半島の南端だと、こんなに近くに、大きく見えるのだと感動。
菜の花があちこちに咲いて、気分がいい。
海岸線の道をさらに進むと富士山は後ろになり、
次に伊豆大島が見えてくる。
その右手にある小さな島は利島だろうか。
天気がいいと気持ちがいい。
20130127mara5.jpg

5キロすぎにある最初のエイドステーションでアクエリアスを補給。
二度目にはアクエリアスとバナナを補給。

年配の男性としばし並走する。
年齢を聞くと、69歳。年に5,6回はフルマラソンを走るという。
「カッコイイ」思わずうなった。
私も年をとっても走り続ける体力を維持したいものだ。
日ごろ、スクワットなど筋トレを欠かさないとか。
なるほど。
余裕の走りを見せる男性の後姿はやがて小さくなり、
その後、二度と追いつくことはなかった。

フルマラソンは、14キロでひと区切りと考えると良いという話を雑誌で読んだ。
14キロで前半終了。28キロまでは中盤。28キロをすぎたら後半戦。
そう考えると距離に惑わされずに済むのだと。
その14キロが過ぎた。いよいよレースは中盤だ。
ペースは6分40秒くらいだろうか。両足のひざ裏が少し痛む。
18キロくらいで海岸線を左に折れる。これからアップダウンが多いらしい。

ところで、私は前回のブログで、30キロくらいでリタイアしようか迷っていると書いた。
経験がないだけに1ヶ月後の東京マラソンへの影響が心配だったからだ。
すると、「せっかく初めてのフルなのだから、完走しては」とのコメントをいただいた。
その通りだと思った。「初めての挑戦」と呼べるのは、今回1回限りだ。それがリタイアだなんて気分が悪い。思えば、私は最初から言い訳を用意していたのかもしれない。「本番は東京マラソンだから、このレースは完走しなくていい」などという考えは、他の参加者や多くのボランティアの人たち、沿道で応援してくれる人たちにも、あまりに失礼ではないか。私は絶対完走すると決めた。「収容」と大きく書かれた車に乗ったりするものか。

沿道でみかんを配っている人たちがいた。10歳くらいの男の子から受け取った。「ありがとう」。食べやすいように皮がむいてある。そのまま噛むと、甘酸っぱいビタミンCが口いっぱいに広がった。

つづきます
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