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閉鎖のお知らせ [マラソン]

53才、東京マラソンへの道

というテーマで始めたこのブログももう7年になりました。

この1年は全国への旅が増えすぎて余裕がなくなり、

更新も途絶えていました。


ようやく旅は一段落。

新たに始めようとおも思っていましたが、

ブログのサーバーであるso-netを退会することにいたしました。

おそらく、今月中にこのブログも閉鎖されるlことになります。


当欄をきっかけに、多くの方と知り合えたこと感謝しております。

またいつかお会いしましょう。


長い間のご愛読ありがとうございました。


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ジャングルの島で乾杯!<沖縄県西表島> [旅ラン]

20年ぶりに西表島にやってきた。

滞在しているのは干立地区。

人口数十人程度の小さな集落だ。

12月となれば亜熱帯とはいえ朝夕は寒い。

ただ、天気に恵まれ日中は28度と真夏を思わせる日差しが照りつける。

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民宿を出たのは16時半ころ。

日差しはだいぶ傾いていて、

汗が噴き出すほどではない。

まずは集落を中を走る。

サンゴの石を積み立てた塀の残る古い家並み。

橋を渡って隣の集落へ。

へんなモニュメントが見えてきた。

子午線が123.4567度なのだそうで、

その記念のモニュメントということだ。

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西表島は大きな一本道が通っていて、

それさえわかれば道に迷うことはない。


坂道を超えると港が見えてきた。

大きな港だが、船や人影は見えない。

と、合流した細い道から、

40歳くらいの真面目そうな男性が走ってきた。

ペースは私より遅いようだ。

このままだと交差することはない。

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まっすぐ進む。

右には海。

そして夕日。


一本道の横には歩道が通っていて、

走りやすい。

ただ、時折大きな木の実がゴロゴロ転がっている。

大きな栗のような大きさで、

形は丸い。

何なのだろう??


そのまままっすぐ進む。

ここにもまた、大きな木の実。

西表のイノシシは椎の実やどんぐりを食べているので、

とても美味しい。

地元では生でも食べている。

イベリコ豚よりよほど高級なのだ。

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「イリオモテヤマネコに注意」の看板。

写真を撮っていると、

先ほどの男性が近づいてきた。

「あの木の実はなんていうのですか?」

男性は困ったような顔をした。


地元でも、食べられない木の実なら、

知らないのも当然だろう。


歩道には雑草が生えていて、

仕方なく車道を走っているが、

たまにやってくる車が怖い。


時計を見ると、もうすぐ5時。

ここらで帰って、

民宿前のビーチでビールを飲もう。

距離も5km。

30分あれば帰れるし、

夕日にも間に合うはずだ。

ややペースを上げる。

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さきほどの港を過ぎる。

と、後ろから足音が聞こえると同時に、

さきほどの彼。

「木の実は・・・・・・です」

彼はそう言うと、最初に合流したときの道の向こうに走って行った。


だいぶゆっくりペースだったのに、

ブルドアップ走だったのか?

本当はスピードランナー?


しかし、彼はすぐに走るのをやめていた。

私に追いつくため、

全力を出し切ったのか?


驚いて、その木の実の名前はすぐに忘れてしまった。

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さあ、帰って夕暮れの海を見ながらビールを飲もう。

南国の美しい浜辺で飲むビールは、最高だ!

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宇和海の秋の夜<愛媛県愛南町> [旅ラン]

愛媛県愛南町はどこにあるか?

四国に住んでいる人は別として、

答えられる日本人はおそらく1パーセント以下だろう。

少なくても私は初めてその名を知った。

答えは、愛媛県の最南端。

高知県宿毛市との県境にある。

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せっかく走るのなら、海沿いと決めていた。

ところが、周囲の道路ときたら、

それほど広くない2車線道路で、

ま、車の通りも多くはないのだけれど、

それだけにビュンビュンスピードを出している。

こわくて走れたものではない。


ただ、周囲を車で走っているうちに、

一本だけ歩道のある道を見つけた。

そこを走ることにする。

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ホテルを出る。

周囲の国道沿いには道の駅のほか、

全国チェーンのドラッグストア、コンビニなどが並ぶ。

まっすぐ海を目指す。

途中、古い建物に薄赤りがついた店らしきものを発見。

醤油店だった。

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午後5時半すぎ。

11月の日没は早い。

西日本だから関東よりは遅いはずだが、

すぐに空は青から群青色に変わる。

黒くなるのもすぐだろう。

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歩道は広く凹凸もなくて走りやすい。

すぐに右手に入り江が見えた。

鯛やハマチ、外海ではマグロも養殖している。

真珠が取れる阿古屋貝の養殖も盛んなのだろう。

この対岸にはパールリゾートなるホテルもあった。

ただ、ちょっと寂れている感じだった。


今日、昼間に出会った家族のことを考えていた。

ヒオウギ貝を養殖している夫婦と息子さん。

眺めのいい崖の上で食堂、民宿を経営している。

養殖している海はプライベートビーチ。

夏には大学の潜水部の合宿も行われるという。

夫婦はもう80代。

息子さんは独身のようだ。

突然やってきて無理をお願いする私に、

いやな顔もせずに好きにさせてくれた。

私の仕事は予想以上の成果だった。


養殖の仕事は、決して大金は生まないのかもしれない。

もし、縁あって、またこの地を訪ねてきたとき、

あの民宿はどうなっているだろう。

息子さんの隣には・・・・・・。


走っている道は、ほとんど一本道といっていい。

引き返さないと、それだけ帰りが遅くなってしまう。

道はか快適だけど街灯がない。

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残念だけど引き返すことにした。

虫の声が聞こえる。

コオロギやスズムシではない。

初めて聞く虫の音。

四国だけの秋の虫なんているのだろうか?


リーン、リリーン。

高音で上品な音色だった。

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砂丘を駆ける<鳥取市> [ラン旅]

砂が飛んでくる。

顔に、腕に、足に。

肌が出ている部分に容赦なく襲いかかって来る。

髪の毛の中、頭皮にも。

サングラスをしてこなかったことを後悔していた。

目を閉じるようにして横を向くと、

耳の穴にも入り込んで来る。

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今日のRUN。

まずは前日オープンしたばかりのビジターセンター駐車場から、

「馬の背」と呼ばれる砂丘の観光ポイントを目指す。

何十人もの人たちが馬の背にいる。

あまり気にしているように見えない。

あの人たちは砂が気にならないのだろうか。

それとも、ちょうどここが砂の通り道なのだろうか。

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右手には日本海の荒波が見える。

引き返そうか?

何度も思ったが、

とりあえず馬の背には行ってみることにした。


風が収まったのか?

それともあの場所だけが強かったのか?

高い部分に立つと、それほど気にならなくなった。

立っている人は記念写真を撮るだけで、

特別に眺めがいいわけではない。

ただ人がいる。

それだけで人が来るのではないか。

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その場を離れて西に向かう。

とたんに人気はなくなり、

周囲には風でできた波のような模様が、

一面に広がる。

風紋と呼ぶらしい。

さらに走る。

振り返ると風紋を汚すように足跡ができる。

しかし、それはまた強風によってすぐにかき消される。

左手にオアシスと呼ばれる池を見下ろし、

人気のないさらに南西へ。

見えるのは砂と空。

まるで、どこが違う惑星を走っているようだ。


今度はゴツゴツとした模様が見えた。

ビジターセンターで見た砂柱(さちゅう)に違いない。


鳥取砂丘は鳥取観光の目玉。

観光客の足跡は砂丘の汚い模様を描く。

でも、強風はそれらを拭い去る。

さらに南に向かうと草木が生えていた。

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今度は東を目指す。

砂の壁を往復している子供達がいた。

ちょっと変わったトレーニングだ。

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観光客のほぼ99パーセントは馬の背に登っただけで帰るという。

たしかに、どこから見ても馬の背には大勢の人が立っている。

ちょっと外れると砂だけの世界。


駐車場に戻ってきた。

だいぶ風はおさまっていた。

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筑後川をめざして<佐賀県鳥栖市> [旅ラン]

雨はあがっていた。

雲の切れ間も見えている。

そうなれば、走るしかない。

しかし、どこを目指せばいいのか?


佐賀県鳥栖市は物流の町。

九州自動車道や大分道、長崎道が交差する中心にある。

多くの企業が工場や倉庫をかまえている。

周囲に大きな山も見あたらない。

スマホで地図を見ると、

福岡県久留米市との境を筑後川が流れていた。

ここに行こう。

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ホテルを出るとすぐ鳥栖駅がある。

町の規模はなかなかなのに、

こじんまりした雰囲気のある駅舎だ。

その向こうには大きなスタジアム。

そういえば鳥栖にはサッカーチームがあったっけ。


地図で見当をつけたように南下する。

すぐに郊外に出た。

かなり雨が降ったために、

歩道のところどころに水たまりがあり、

行く手を遮る。


歩行者が少ないのか、

背の高い雑草が足にあたる。

回避するために農道に迂回する。


堤防に出た。

筑後川に合流する別の川だ。

国道の橋は交通量が多く、

歩道は狭い。

60㎝くらいか?

ひょっとして、歩道ではないのかもしれない。

しかし、四方見てもほかに橋は見あたらない。

帰りもこの橋を渡るのか。

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久留米市の表示が見えた。

旅ランで初めて県境を越えた。

そしてすぐに筑後川だ。

この上流の日田市では鵜飼も行われている。

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正面に久留米大医学部の立派な建物。

「久留米は松田聖子とかチェッカーズとか、

有名人がいっぱい出ているんですよ」。

以前、福岡に住み始めた頃、

後輩に教わったことを思い出した。

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「医大通り」と書いている通りは広くて走りやすい。

ひときわ目立つ大きなビルは市民ホールだ。

駅前通りを右に折れる。

古い商店街が並んでいるイメージだったけど、

久留米は新しい、都心にほど近い新しい街のようだ。

駅も新しくおしゃれな印象だ。

大きなタイヤが飾られていた。

「ゴム発祥の地」

アサヒ、ブリヂストンなどが製造を始めたらしい。

アサヒってなんだろう?


さて、妙案が浮かんだ。

もし、ちょうどいい電車があったら、

それに乗って鳥栖に帰ろう。

すでに8km。

本当はもっと距離を稼ぎたいけれど、

あの橋を渡りたくない。


鳥栖方面行き鹿児島本線は17時53分発。

時計を見ると17時52分。

お金はないが、スマホにSUICAがある。

タッチして、すぐにホームを目指した。

乗ったとたん、2両編成の電車が動き出した。

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こんな旅RUNもいいな、と思った。

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日本一の城壁を上る<香川県丸亀市> [旅ラン]

どんよりとした空の日が続いている。

丸亀に来て今日で3日目。

朝から雨が降っていたので、

仕事もせずに、うどん屋めぐりをしていた。

「うどん県」と名乗るだけのことはある。

どこにいっても「うどん」の看板。

まあ、看板のない店に限って人気があるのだが。

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雨の心配をしながら走り始める。

繁華街にあるホテルを出て、すぐに正面に丸亀城がそびえていた。

一の丸から坂道を上がる。

かなりの傾斜に足が止まる。

ほんの200メートル程度だが、

ずっと走り通すのは厳しいほどだ。

最後は歩きながら天守閣を目指した。

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上がりきった三の丸からは、

正面に讃岐富士が見えた。

円錐形の火山にも見えるが、

火山ではなく、風化してあんな形になったらしい。


丸亀城の石垣は壮観だが、

天守閣は意外にこじんまりしている。

その前には展望テラスがあり、

瀬戸内海の島々や瀬戸内大橋が遠くに見えた。

半年前、瀬戸大橋の先にある倉敷市に何度も来たっけ。

今はその対岸にいる。

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瀬戸内海に沿った丸亀の港を目指ため丸亀城を背にして北へ向かう。

途中、線路を越える。

駅周辺はやや入り組んでいて走りにくい。

とはいえすぐに港に着いた。

丸亀の港は、金比羅山への入口として栄えたらしい。

武士が内職で作っていた団扇(うちわ)は、

今も全国の生産量の90パーセントとか。

「金」の団扇や船の帆の「金」は金比羅山の「金」だった。

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瀬戸内海の島に向かうフェリー乗り場があった。

何人かが待合室にいたけど、

ひっそりしていた。


ホテルの方向へ戻る。

途中、歩道橋に上がると、

公園のような、陸上コースがあった。

走ってみる。

一周300メートルのコースだった。

近くにいたら、リレーの競走とかするかもしれない。

そんな子供時代が私たちにはあった。

足が速い子供はヒーローだったっけ。


丸亀といえば、

なんとなく高校野球を思い出す。

今年も丸亀の高校が甲子園に進んだらしい。

それに丸亀高校は、今年の全国高校演劇コンクールで優勝したとか。

スポーツやクラブ活動が盛んな土地柄に違いない。


ホテルに戻る前に、もう一度丸亀城を見に行った。

ライトアップされた石垣がいっそう壮大に見えた。


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よさこいの町を行く<高知市> [旅ラン]

全国的に異常な暑さだ。

ニュースによると、今日も40℃を越えた町があるらしい。

しきりに熱中症への注意を呼びかけている。

ここ、高知市ももちろん暑い。

夕方になっても、気温は下がらない。

でも、走るなら今日しかない。

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市街地の中心にあるアーケードと、

飲み屋街に面したホテルを出たのは午後6時近く。

どれくらい走れるだろうか。

まずは高知城を目指す。

アーケードを抜けて、市場の横を通り抜けると、

すぐに天守閣が見えた。

坂道を上がる。

暑さと急な坂道に、走る気力がすぐに萎えてくる。


天守閣の公開時間は過ぎていて、

あまり近くには行けない。

写真を撮り、

回り込んで反対側の坂を下った。

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ふたたびにぎやかな通りを出て、

大通りを南下、橋を渡った。

もっと先に行けば高知港と書いてあったけど、

あまり長い距離を走る気力がない。

川沿いに東へ走り、

すぐに別の橋で戻る。

このままホテルに戻るのもつまらないので、

高知駅へ。

県庁所在地の駅にしては、駅ビルもなく、

かなりシンプルな駅だ。

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繁華街を通って、

最後にはりまえ橋を見て帰った。

はりまえ橋は有名だけど、

かなり可愛らしい橋だ。

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高知は、どこか南国らしい開放感がある町だ。

居酒屋はどこもカツオたたきをアピールしている。

そんな町雰囲気を感じながら走っていたら、

たった7kmに1時間もかかってしまった。


にぎやかなアーケードの夜、

まじかに迫ったよさこい祭りの練習風景が、

そこここで見られた。

踊り手たちは、どの目も真剣そのもの。

高知の夏は、もうすぐピークを迎えようとしている。

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ジオパークの島を走る<島根県隠岐の島町> [旅ラン]

もちろん、私には行っていないところがいっぱいある。

でも、これほど歴史があり、有名な島に行ってないことを、

ちょっと気にしていた。

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隠岐の島。

ジオパークの島だ。

まずジオパークとは?

世界的に価値のある地質、地形を含む地域で、

貴重なそれらを守りつつ、遊びや学びを通じて活用、

その地域の暮らしや自然を未来へ伝える・・・・。


12月までアジサイが枯れないこと。

海岸線に、高山植物が生息していること。

北限の植物が数々見つかっていること。

秋には大きなイカが手で捕獲できる。

なるほど、聞けば聞くほどおもしろい島だった。


空港名は隠岐ジオパーク空港という。

ここに来る前に立ち寄った出雲縁結び空港。

帰りは米子鬼太郎空港だ。

名前、軽く扱ってないかな。



そんな隠岐の島の旅館を飛び出したのは午後5時。

港町の風情の残る西郷の中心部を走ることにした。

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まず、目の前の港へ。

出港の準備をしているお兄さんたちに船の種類をきいた。

巻き網トロール船だという。

いくつかの船で船団を組み、

このランプがいっぱいある船で魚を集めるのだ。

別な船が網で魚をとり、

その魚を運搬船が回収する。

それがトロール船団だ。


港から通じる川へ。

前方からかわいらしい高校生らしい女の子が、

「こんにちは」と言ってくれた。

おじさんはめいっぱい笑顔を作り、

できるだけやさしいそうな声で「こんにちは」と返した。


北前船でにぎわったこの港は、

かつては歓楽街があったらしい。

今でもちょっと名残が残り、

そのあたりはスナックがある。

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小さな川に沿って、

小舟が密集するように並んでいる。

干満の少ない日本海ならではの風景といえる。


郊外は道が狭い。

市街地も狭く、

ほぼ1周した。

そこで、ランドマーク的な橋を渡ることにした。


遠くに見える赤い橋。

でも、走ると意外にすぐに行き着く。

隠岐の島町の西郷港が見渡せる。

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橋を渡り、すぐにUターンした。

これ以上先は道が狭くて走りにくいと思ったからだ。


でも、あとで車で通ったとき、

歩道を肌の黒いマラソン専門のような人が、

すごいスピードで走っているのを見かけた。

アップダウンがあり、交通量も少なく

トレーニングに向いているのかもしれない。

その後も何度もランナーを見た。

隠岐の島はウルトラマラソンが行われている。

きっとランニングも盛んなのだろう。

町中だけでなく、もっと郊外も走っておきたかった。


夜、今度は車で港へ。


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久しぶりに見る漁火だった。

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海峡の街へ、ふたたび<山口県下関市> [旅ラン]

このニッポン旅ラン!のスタートは下関だった。

私にとっては特に思い入れのある町だ。

そして1年3ヶ月ぶりに再び訪ねることができた。

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下関は決して大都市ではないけれど、

多くの名所に恵まれている。

関門海峡、壇ノ浦、関門トンネル、巌流島、唐戸市場、赤間神宮、桜山神社etc

その中でも下関で走るなら、絶対お勧めの場所がある。

それは関門海峡の海底トンネルだ。


ホテルを出て右手に海を見る。

狭い海の向こうに見えるのは北九州市門司の街並み、

大きなタンカーや貨物船がいつも行き交う。

1kmも走らないうちに遊園地や水族館、飲食店のはいったカモンワーフ、

唐戸市場など観光ポイントが次々に現れる。

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左手には「耳なし芳一」の塚がある赤間神宮。

そこまでくれば関門橋はもう目の前だ。

関門橋をくぐったあたりは去年、工事中だった。

今はきれいに整備されたオーシャンフロントのデッキで走りやすい。

ここの住所は下関市壇ノ浦町。

言わずと知れた数々の歴史の舞台だ。

関門橋の下、みもすそ川公園には長州藩の砲台や源平合戦のモニュメントがある。

海底トンネルへの入り口もここ。

大きなエレベーターで地下へ行く。

ちなみに無料。

トンネルの入り口はちょっと広いスペースで、

ウオーミングアップにもちょうどいい。

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いたいた。

ウオーキングするご夫婦、

ジョギングする中年女性たち。

外国人観光客が歩いて目指すのは、トンネルの中間点だ。

トンネルの長さは800m弱。

歩いたら数分、走ればあっという間に着く。

何もないただのトンネルなのに、

本州と九州をつなぐ海底トンネル。

しかも歴史の舞台などと思うと、

ただのトンネルとは一味もふた味も違う面白みがある。

ここまでは山口県、この先は福岡県だ。


海底の県境で写真をとる。

去年と壁のデザインが違っていた。

今までのほうがわかりやすと思ったけれど、

今年は関門トンネルが出来て60周年ということだった。


さあ、福岡県側へ向かおう。

ここから400メートルほどなので、

あっさり着いてしまう。

一生懸命トレーニングしている人は何往復もするのだろう。

でも、ひとまずエレベーターに乗り地上へ。

北九州市門司区になる。

源平合戦や長州砲のモニュメントがある下関側と比べると、

特に派手なものはなく、ちょっと寂しい感じがする。

去年は、ここから山登りをしたけれど、

これといった眺めには出会えなかったっけ。

ここまで、ホテルからほぼ5km。

下関に帰ることにする。

ふたたび何もないトンネルを通る。

何もないけど、なぜだろう。

走っていて気持ちが満たされる。

反対側に着くと、

「あれ、もう着いちゃった」という切なささえ感じてしまう。


海底トンネル、唐戸市場、カモンワーフ。

下関は旅ランの中でもわかりやすくてバリエーション満点のコース。

今でも旅ランを続けているのは、そんな記憶のおかげかもしれない。


2月の夕方は、暗くなった空にカモンワーフの灯りが映えていた。

でも、6月はまだ明るい。

明るいのに、6時で閉店した店も多いのか、

ちょっと寂しい気がした。


海響ゆめタワーが正面に見える。

暗くなりかけた空に灯りがともり始めていた。

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最上川の雨<山形県米沢市> [旅ラン]

10年以上前のこと。

米沢駅を降りて街の中心部を目指して歩いた。

途中、最上川を渡った。

街の中心は、ずいぶん駅から離れているのだと思った。

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今回は街の中心部にあるホテルに泊まっている。

夕方、ホテルを出て目指すのは上杉神社。

市街地でも特に賑やかな通りの狭い歩道を走る。

上杉神社周辺は博物館や伯爵邸など米沢の名所が集まる。

お堀を渡れば上杉景勝や直江兼続の銅像などが並んでいた。

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神社を出てお堀の横を通り、今度は駅に向かう。

老舗らしい菓子店などを目につくが、

それ以上に多いのは米沢牛の店。

いったい米沢牛を目玉にしている店はどれだけあるのか?

いくらおいしくても、市民はそうそう高価な牛肉を食べないだろう。

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観光客もそれほど多い街ではない。

店は成り立つのだろうか。

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最上川は街の中心を南北に流れている。

河川敷はそれほど広くもない。

ジョギングする人たちも数人見かけた。

雪の多いこの地方。

冬場はトレーニングが難しいだろう。


と、雨が降ってきた。

大粒の雨だ。

もともと汗をかいて濡れた体なので、

気持ちいいと思ったのもつかのま。

スコールのような土砂降りになってきた。

全身ずぶ濡れ。

街路樹の下で雨宿りしているおじいいちゃんがいた。

雨宿りするのも手かな?と思ったけど、

ランニング姿で雨宿りというのも、

なんだか情けない気がする。


ホテルを目指すことにした。

しかし気がつけば道に迷っていた。

ホテルは米沢で数少ない高層ビル(といっても10階くらい)

なので、上を見ていればわかるだろう。

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城下町の雰囲気が残る狭い道を走る。

ホテルはあのビルか?

ほどなく道がわかった。


7時半から、米沢牛を食べる予定だ。

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